厳密には Lamb's Wool Woolen (ラムウールの紡毛糸です)
まず最初に、ここのページは手編み教室のブログなので皆さん工業用のニットの糸の見本帳などはご覧になったことが無いと思いますので説明します。
工業用とはアパレルやニットメーカーが工業用の機械編み機でセーターなどニット製品を編んで商品化してデパートやセレクトショップ、オンラインショップで販売する事を指します
つまり量産する事が前提ですので、100枚、1000枚、ユニクロなどは10000枚~などの数量を作ります。仮に1着が300gのセーターを100枚作ったら30㎏が必要で1000枚なら300㎏必要となり、10000枚なら3000㎏つまり3トンが必要となります。
ですから画像のようなカラー見本と参考の編地スワッチまで付いている立派なBOOKとなるのです。
画像のBOOKは私がアパレルを退社後に独立してからずっと懇意にして頂いている糸屋さんのMさんが送ってくださった貴重なBOOKとなります。
今の私には、そんなに大量のニットは作れませんが私が来年のAWはラムのニットを作りたいと思うのでラムの紡毛の資料を送ってほしいとお願いしたら送ってくれました。
(※紡毛と梳毛についてはまた後日)
つまりビジネスだけの損得だけを考えたら、とうてい割に合わない事をしてくれているのです。もちろん私の可能性を信じてくださっての事かもしれませんが。
何を言いたいのかと言うとビジネスは損得だけでなく、その会社の理念だったり、社会に対しての責任や貢献だったり、その社員の方のパーソナリティなどがとても重要で、このような割に合わない事もいつか自分や自分の会社に別の利益としてブーメランの様に帰ってくるのではないかと・・。思います。
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